自分の生命が地球よりも重いと知れば、
「はずれクジ」をすてるようにビルからの投身も
他人の生命を虫けらのように奪うことも
できるはずがありません。
「人生には、なさねばならない目的がある。

生きる目的が鮮明になってこそ、生命の尊厳が知らされるのです。
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2月20日(月) 2月17日(金) 於:栗原小学校 6年生1組・2組・3組・4組の各教室 総合的な学習「物外和尚」「栗原川の改修工事」授業参観 6年1組・2組・4組さんは、物外和尚さんのことについて劇やペープサートによる発表を、3組さんは、物外和尚さんのことについての英語による紙芝居と、栗原川改修工事についての発表を参観させていただきました。小学校に伺うのは、久しぶりで、ちぎやかな子どもの声が懐かしく感じました。保護者の皆様は、教室内に見慣れない顔がありましたので、ちょっと驚いた方がいらしたかもしれません。 さて、何れのクラスも、伺わせていただいて、とても詳しく調べてあるなと感じました。また、児童の表現のおもしろさに心を動かされ、ペープサートや等身大の物外和尚さんの絵に感心し、長文の英語を「すらすら」と話す姿に驚かされました。栗原川の改修工事の発表では、先人の苦労に支えられて生きさせて頂いている自信を、改めて自覚することができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。たくさんの資料を集めて、要点をうまくつかんでとても上手にまとめていました。しんどかったでしょう。ご苦労様でした。 幕末動乱期に活躍した物外和尚さんの生き方は、多くの逸話やエピソードを生み出しています。合理的に考えれば信じられないような話しが数多く流布していることは、禅機闊達な行動力や柔軟なものの考え方が、当時としてはとても新鮮に映り、人々の心に浸透していったためと思われます。武道に長じ、書画を好み、風雅を愛し、書や詩偈・俳句を多く残した物外和尚さんは、晩年は国事に奔走するようになります。そして、「太平を 待ち奉る 寒さかな」の辞世の句からも、物外和尚さんは平和な世の中が来ることを、懇願していたことを知ることが出来ます。 もうすぐ卒業を迎える6年生の皆さん。一月後には中学生となり、その先の道のりは決して平坦ではないと思われます。物外和尚さんのように、世情が混乱しているときでも、本質を見極めながら生き抜いたその姿を心に刻み、皆さん一人ひとりの生き方の指標となれば幸いです。 |
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