劉備玄徳、三国志の主人公の一人。筵売りから身をおこし、放浪しながら実力をつけ濁漢帝国の皇帝となる。曹操、孫権らのライバル。漢帝国の再興をめざすことがならず、志しなかばにしてたおれる。「三顧の礼」、孔明を軍師に迎えたとき、孔明宅を訪ねたが、1回は不在、2回目は寝ていて、3回目にやっと孔明に会うことができたという故事より、「目上の人が賢人に礼を尽くして仕事を頼むこと。」の意として、のちに成語された。孔明は、「わが主君は、粗末なわが家に何度も足を運んで、頭をさげて下さったのだ。」と感謝し、孔明の子孫は、代々皇帝を支えたといわれる。
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諸葛亮(しょかつりょう)・孔明(こうめい)中国、三国時代の蜀漢の宰相。181〜234。亮(りょう)は名、字は孔明。諡(おくりな)は忠武。「臥龍」と称される。襄陽の隆平に隠れていたが蜀漢の劉備の三顧の礼に応じて仕え、戦略家として活躍し、天下三分の計を説き、孫権と連合して赤壁の戦に曹操を破った。後、五丈原で司馬懿(しばい)と対陣中病没。著「諸葛武候文集」。
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